ライティング

ターゲットの感情を揺さぶるライティングの秘訣!GDTの法則

こんにちは!わっこです。

人の購買意欲をかき立てるライティングの型に「QUESTフォーミュラー」がありますが、更に人の感情を揺さぶる文章を書ける秘訣があります。

それは「GDTの法則」!

読んでてワクワクウズウズしてくるような文章が書けないかな?
読者の心に刺さるライティングができているか自信ない

GDTの法則をマスターすると、こんなお悩みが解消し、もっと魅力的なライティングができるようになります。

本記事ではGDTの法則とそれを活用した例を紹介します!

GDTの法則とは?

GDTの法則とは、世界的なコピーライターのマイケル・フォーティン氏が紹介したコピーライティングの技のひとつ

人間には大きく分けて3つの欲求、Goal(目標)、Desire(欲望)、Teaser(本性)があり、この3つの単語の頭文字をとって名付けられています。

なぜ感情を揺さぶることが重要なのか?

コピーライティングを集客や売上アップにつなげたいなら、「いかに読者の心を揺さぶり、手にれたい欲求を高められるか?」を考えることが重要だからです。

「買うつもりなかったけどつい買ってしまった」と予定していなかった購入をした後に、心の中でこんなふうに理由づけした経験はありませんか?

今週は仕事が忙しくて頑張ったから、ご褒美にちょっといいワインで乾杯するのもいいよね
今日入荷したばかりの限定品のバッグ、きっとご縁に違いない

買った後や買うと決めた後で、理性で理由を後付けして衝動買いを正当化し、これは正しい判断だと思おうとする心の流れがあります。

人間の感情は意思決定に大きく影響していると言えます。

人が購入する時の心の動き

感情で購入を決める理性で理由を後付け購入を正当化

つまり購入や申し込みに至るかどうかは、相手の感情を揺さぶれるかどうかにかかっているいるため、感情にアプローチすることが非常に重要なのです。

GDTの法則の基本

Goal(目標)、Desire(欲望)、Teaser(本性)の人が叶えたい3つの欲求はそれぞれが更に3つに分けられ、合計9つの欲求で表せます。

欲求の強さの度合いは
Goals(目標)<Desires(欲望)<Teasers(本性)の順に強くなります。

それぞれの欲求を見てみましょう!

G(Goal:ゴール)=目標|

Goal(目標)はGDTの3つの中で1番弱い欲求、本能より理性に近い感情です。
人は楽をして物事を達成したいと考える怠け者精神があるので、時間、努力、お金をなるべくかけず目標を達成したがります。

わっこ
わっこ
チョコザップを例に紹介します。3つの「〇〇したくない」が散りばめられています!

引用:RIZAPグループ株式会社 2024年3月期 第1四半期 決算補足資料(2023年8月15日時点)

①Save Time(タイム):時間をかけたくない

最短ですぐ目標を達成したがります。
1年より半年、半年より3ヶ月、3ヶ月より1ヶ月、期間が短いほど魅力的に感じます。

・1日5分の運動でダイエット
・1日5分でも大丈夫!
・1日5分だけでいいんです
・たった3ヶ月で!

②Save Effort(エフォート):努力をしたくない

歯を食いしばってコツコツ努力なんて面倒くさいので、楽々目標を達成したがります。
「〇〇だけ、〇〇不要」など簡単にに目標達成できる方法が気になります。

・手ぶらでちょいトレ!
・洋服そのまま!

③Save Money(マネー):お金を使いたくない

できるだけお金を使わず、お得に目標を達したがります。
「格安」や「おまけ付き」などお値打ちな表示にそそられます。

・今日入会しても無駄がない!
・神コスパ
・使い放題プラン ずーっと月額2980円 (←安い!)
・セルフエステ、脱毛 (←ジムだけじゃない)

D(Desire:ディザイア)=欲望

Desire(欲望)は、Gの「時間をかけたくない」「努力をしたくない」「お金を使いたくない」を上回り、時間や努力、お金をかけたとしても満たしたい欲求です。

わっこ
わっこ
欲求を刺激する言葉を使った書籍のタイトル例も紹介します

①Greed(グリード):富・名誉が欲しい

人は他人より優位でいたい優越感を感じていたい願望を持っています。そのために富や名誉をもとめ、社会的に成功していると認められたがります。

書籍のタイトル例
・「1%の本質を最速でつかむ『理解力』」
・「AI分析でわかった トップ5%リーダーの習慣」
・「『すぐやる』力で差をつけろ」

②Lust(ラスト):愛が欲しい、性欲を満たしたい

人は愛されたい、チヤホヤされたい願望を持っています。
恋愛や美容系の商品やサービスには特に重要で、痩せる、キレイになるのその先の「自分に自信を持てる」「自分を好きになれる」「人に会うのが楽しくなる」も心惹かれるメリットになります。

書籍のタイトル例
・「すっぴんクオリティを上げる 触らない美容」
・「1万人抱いてわかった!モテる男の39の法則」
・「オシャレ迷子にさようなら!服とメイクで素敵をまとう」

③Comfort(コンフォート):快適が欲しい、苦痛を避けたい

人は快適でありたい、悩みや苦痛のない状態でいたいと願います。

本能的に死ぬことを回避しようとするので、病気、金銭的な不安、精神的苦痛を解消しようとします。

書籍のタイトル例
・「山崎先生、お金の『もうこれだけで大丈夫!』を教えてください」
・「となりの億万長者が17時になったらやっていることー大富豪が教える「一生困らない」お金のしくみ
・「がんに負けない たった3つの筋トレ」

人は損をせず楽に生きたいと願いますが、それを上回る「Desires(欲望)」を刺激されると、その欲求を満たすことを優先します
お金や時間をかけて、しんどい努力をしてでも手に入れたいと強く求めるようになります。

T(Teaser:ティーザー)=本性

Teaser(本性)はGDTの中で1番強力な、最上級の欲望です。
人間が動物として逆らうことのできない強い本能的な欲望と言えます。

①Scarcity(スケアシティー):希少性が気になる

期間限定、地域限定など、今ここでした手に入らないと感じる希少性の高いものが気になる性質があります。

例文
・地域限定ポケモン大公開!その獲得する方法も!
・【クリスマスコフレ2023】おすすめ限定コフレ特集
・次回開催予定はありません。残り参加枠あと3名様のみ!

②Curiosity(キュリオシティー)好奇心を掻き立てられるものが気になる

“ギャップ萌え”の言葉があるように、人は意外性や好奇心を掻き立てられるものに惹かれます。

書籍のタイトル例
・「偏差値29の私が東大に合格した超独学勉強法」
・「イケメンはモテない 確実に好きな人の「特別な存在」になるたった1つの方法」
・「25kg減でリバウンドなし 食べるほどに痩せていく ねこくら式レシピ」

③Controversy(コントロバーシー):反社会性、論争を起こす発言が気になる

人は「ダメ」と禁止されると余計に気になってしまう生き物です。
論争を巻き起こしそうな常識を外れた発言や、普通では考えられないものに心惹かれます。

書籍のタイトル例
・「お客様は読まないで。元大手紳士服専門店No.1販売員が磨き上げた本気の販売テクニック集」
・「書いてはいけない 日本経済墜落の真相」
・「トランスジェンダーになりたい少女たち」

まとめ

今までの衝動買いやふと目に留まった記事、手に取った本、その裏にはGDTの法則が存在していたことに気づくと思います。

この法則をあなたの文章に取り入れると、読者の心をくすぐる魅力的な文章が書けるようになります。
ただこのGDTの法則は詰め込みすぎると売り込み感が強くなり、「それって胡散臭くない?大丈夫なの?」と読者が警戒する場合があるので注意が必要です。

その警戒心を受け止めるのが「共感ライティング」!

次回はこの「共感ライティング」について記事を書きます。
さらにライティングをブラッシュアップして、仕掛けられる側から仕掛ける側に移りましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました!